足の親指の爪だんだん紫色になってきてついさっきぼくのから離れていく決断をした。「もうこんなの我慢できないね」ってな感じに。とうとうお別れか。ぼくが心配しているのは髪の毛が何か考えてんじゃないかということ。「いつまでこいつに付きあってなきゃいけないわけ?」ことによると左足だって、いまは寝ているけど何を考えているやら。革命なんて見てたりして。もしぼくが寝ているあいだに体の全パーツがそれぞれ独立宣言をしてしまったらどうしよう。ずっと起きていて、体がばらばらにならないように見張ってないといけないだろうか。

そんな思いにとりつかれる午前4:30。